2016年6月8日水曜日

X-Pro2を使ってみた



X-T10の修理完了予定日のお昼に意気揚々と受け取りに向かうと、発注がパーツが届いていなくて修理上がりが夕方くらいになるとのこと。
なんと、ああいう修理って工場送付とかではなくてサポセンの中でやっているのか。。

ということで出直しになったのですが、せっかくだから以前から気になっていたX-Pro2を借りて撮影してみることにしました。


富士フィルムのサービスセンターは自社のカメラやレンズをレンタルしてくれるサービスをやっています。しかも当日営業時間中の返却なら無料。
どうせ当日中にもう一度受け取りに行くので、利用しない手はありません。
サクッと手続きを完了して持ち出し。

現在使用しているX-T10とX-Pro2、スペック的な差について詳細はいろんな記事が出ているので割愛するとして、大雑把な違いと実際に試用した感想。
とりあえずまあ、見た目からしてカメラとしてのスタイル(Pro2=レンジファインダー風、T10=一眼レフ風)、センサーの世代もコンセプトも違うのでぜんぜん別物ですね。


  • でかい、重い

とはいえ、ミラーレスなので中級以上の一眼レフ持ち運ぶよりはコンパクト。
ボディ自体は凹凸もあまりないのでT1より嵩張らない印象。


  • OVFが使える

T10のEVFに慣れきってしまっているため、わざわざOVFに戻す理由が無くて完全に死に機能に。
EVFについても、T10→T1ならファインダー倍率が大きく見やすくなるメリットがあるけど、T10→Pro2だとさほど倍率も変わらずメリットが無い状態。
もしかしたら35mmでMF多用するのにはOVFの方がピント追いやすかったりしたのかな。。そこは試していなかった。
ファインダー位置が光軸からオフセットするの私には違和感なし。

  • 解像度が上がった(1640→2480)

センサー自体はAPS-Cで変わらないし、現状で画素数に対する不満がないのでどうでもいい。

  • メカシャッターの最高速度が1段UP(1/4000→1/8000)

おーすごいと思ったものの、実際のところメカシャッターで足りない速度域は電子シャッターに切り替わるわけだし、1/4000以上の領域でローリングシャッターが気になるような撮影をすることも無いので、使い勝手の面ではさほど変わらないのですよね。
XF90F2の開放で流し撮りするとかなると恩恵を受けられるのかなー。

  • ストロボの最高シンクロ速度が半段UP(1/180→1/250)

これは結構魅力的。
ストロボ使うときに定常光が結構強いシェアスタジオの白ホリなんかだと、影をつけたい時に困るシーンがやはりあるのです。
フジのボディは最低ISOが200と他メーカー機に比べると高めなのですよね。
まあ白ホリみたいなところだと絞りで調整すればいいのですが、背景のあるスタジオセットだと絞りを開けて後ろをぼかしたいときもありますし。
選択肢が増えるのはありがたい。

  • デュアルカードスロット

JpwgとRAWを別保存にしてEye-Fi運用できれば幸せになれるんじゃないかと思っていたのですが、別のアプローチを試みた結果別になくてもいいかなとなっている状態。
カード2枚を前提にした環境構築をするならすごく幸せになれるとは思う。


  • グレインエフェクト(フィルム粒状感再現フィルタ)や新しいフィルムシミュレーション「ACROS」が使える

グレインエフェクトについてはさほど魅力を感じていなかったのですが、ACROSモードの雰囲気は好きなのでうらやましい。
白黒で撮ることが多いかといわれるとそんなになのですが、なんとなくフツーに撮ってもうまくなった気分になれるじゃないですか!

というわけで実際に使ってみてM1→T10のときのような乗り換えないといけない差異が無い状態なので、Por2はスルーで問題ないかなー。
T2が出たときに、そちらが魅力的に写るか、Pro2を再評価することになるのかどちらになるのだろう。

ACROS
モノクロ

 ACROSとモノクロの比較…なのですが、縮小画像で見てもパッと見はよくわかりません。
中間諧調のバランスに違いがあるので、もっとコントラスト差のある写真じゃないと優位性がわからないかも。

さらに、カラーにしてしまうともうT10でもPro2でも変わりません。
画像サイズが違うといえども、こうやってブログに掲載するにはかわりませんから。

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