2015年5月10日日曜日

CAN-AM spyder試乗記

CAN-AM spyderというクルマに試乗してきました。  
写真の通り、クルマというかトライクです。



前2輪、後1輪。
前から見るとなかなか迫力がありますが、リアセクションはバイクですね。
エンジンは1300ccの3気筒エンジンで86kWの出力。
アイドリングからすっごいドロドロいうエンジンでしたね。
タコメーターは10000まで刻んでありましたが、公道での試乗では4000回転がやっと。
それでもかなり勇ましい音になりますし、回転数上げて楽しい音質でもない感じなので、低めの回転でクルージングする方が似合うのかなぁ。

車両重量は386kgと、同クラスの2輪と比べるとだいたい100kg重いんですね。
それでも、同クラスの4輪と比べると半分以下なわけで。

バイクの運転感覚の無い状態で乗ると(流石に右グリップでアクセルくらいは知っている)、とんでもない加速でいきなり吹っ飛びそうになるなど。
ブレーキは右足のみ。
今回はセミAT(左手のシフトスイッチ)なので、ハンドルにレバーは無し。
MTモデルはバイクと同じ左手クラッチ・左足シフトですが、今回はそこの操作がきちんと出来るか不安だったのでセミATモデルを選択。

乗車姿勢が上半身を起こして、足を前に投げ出すアメリカンスタイルなポジションなので、加速時に上半身が後ろにのけぞって、腕のみでそれを支えないといけないのでかなり辛い。
バイク乗ってる人の筋力どうなってるんだこれ。。。

あと、前2輪で車体が傾かないので、曲がるときはハンドルを曲げていく必要があります。
右に曲がる際に余計な力が入ってアクセルが一定にならない感じだったんですが、あれはどうやって乗るのが正解だったんだろう。

クローズドで急発進・急制動も体験したのですが、ブレーキは不安なく効くし、ABSもきちんとかかるのでここは自動車に近い感じ。
あと、ウインカー出したときにインパネ表示が「←→」って表示されて、正しく指定方向に表示できているのか不安になったのですが2輪だとあんなものなのでしょうか…?

セミATはどういう仕組なのかよくわかっていませんが、ボタンひとつで違和感なく変速できるし、回転数が低いとシフトアップしない、回転数が下がるとシフトダウンするので安楽。
DラーさんはやはりMTがおすすめみたい。

アイポイントは高めというか、ポジション的にアメリカンのバイクと同じだと思います。
今回試乗したF3は風防もないので、走行風はモロに受ける感じ。
30分ほどの試乗でも体力はゴリゴリ削られている感じがありました。

何にせよ、クルマとしては評価軸の全く違う乗り物でした。。。
バイクと比べないといけないのでしょうが、なにぶん乗車経験がなくベンチマークになるものもないので、評価が難しい。

とりあえず、帰りにデミオに乗ると「自動車ってこんなに楽な乗り物なのか」と感動しました。

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