2019年3月21日木曜日

ライティング(ラジオスレーブ)環境をCactus→GODOXへ

撮影に使用するライティング機材はCactusV6iiとRF60を使用していました。
今年に入って、思い切って環境を変えようとごっそりGODOXへ移行しました。
理由や変えた後に感じたメリット・デメリットを書いておきます。


変更した理由 →理由アップグレードの望みが絶たれた!

もともとワイヤレス未対応のクリップオン(TT560)を購入、シンクロケーブルを使用してオフカメラライティングを行っていました。
基本的なライティングはそれでも十分対応できたのですが、屋外などある程度離れた距離で使用するようになるとどうしても限界が出てきてしまうので、ワイヤレス環境にしたいなと思っていろいろ考えていました
結果的に、当時自分の使っていた富士のHSSにいち早く対応したCactusを導入。
以下の構成で基本的な2灯ライティング環境を構築して撮影していました。
  • CactusV6ii(コマンダー用)
  • CactusV6ii(レシーバー用)+TT560
  • RF60


TT560はマニュアル操作しか対応していないために遠隔での出力制御はできませんでしたが、そこさえ除けば概ね思っていた通りのことができていました。
では、なんで機材を入れ替えたか?
理由は割と単純で、秋頃にレシーバーとして使用していたV6iiの動作が不調になり、最終的にはエラーでトリガー操作を受け付けなくなってしまったのです。
ただ、v6iiはコマンダー・レシーバーいずれにも使用でき、受信が不調でもコマンダーとしては使えていたので、コマンダー用・レシーバー用を入れ替えて使っていました。
とはいえそのまま入れ替えた側も不調になってはまずいので、Cactusネイティブ接続となるRF60(現行版はRF60X)を1台追加して本格的なワイヤレス環境を検討。
RF60Xは1台で約25K。純正より安いとはいえ、なかなかいいお値段。
また、昨年春あたりからプレビューが出ていたCactusのワイヤレス対応バッテリーモノブロック(公式ではモノライトという表現)であるRQ250も気になっていました。
モノブロックの扱いやすさは実感していたので、お値段次第ではそちらにアップグレードしてもいいかな、と続報を待っていたのでした。
しかし、残念ながらRQ250は開発中止となり、Cactus継続だとRF60Xしか選択肢がない状態に。
その一方で、低価格と対応機器の豊富さで邁進するGODOXを見ると、RF60X1台の値段以下でGODOXのコマンダー(Xpro)+クリップオン(TT600)2本が揃ってしまいます。
しかも、バッテリーモノブロックのAD200、400、600のラインナップや昨年秋ごろにプロトタイプが出て話題になり、最近製品プレビューが出てきたV1など、今後アップグレードする選択肢も豊富です。
それなら発展性を考えたほうがよいかなという判断で、GODOXへの機材転換を決意したわけです。

変更後に感じたメリット

交換・機能拡張に必要なコストが低い

今回のシステム入れ替えの動機にもなった部分です。
コマンダー・レシーバー共に破損しても1万円以下で交換できますし、上位機種を導入するのも選択肢が多く、価格性能比がよい製品が多くあります

完全ワイヤレス環境をゲットできた

元々の環境でネックだった部分がここだけでしたので、これ以上望むものは無いかもしれない

変更後にわかったデメリット

Ch混信しやすい

おそらく現時点において、特にアマチュアカメラマンの中で最も使用されていると考えられるワイヤレスライティング機器メーカーであるGODOX。
そんなメーカーの機器を使用するわけですから、周囲にも同じ機種を使用しているユーザも多いわけです。
周囲のユーザーと干渉してしまうと自分が撮影したタイミングで隣のライトが点灯してしまったり、逆に周囲のユーザーが撮影したタイミングで自分のライトが点灯してしまったりと、撮影に支障を来してしまいます。
もちろん同一機種でも無線Chが被らなければ干渉しないのですが、GODOXの設定可能な無線Chは16。
このChなら設定している人もいないだろうと思ったChでも、みんな同じような考えで設定していたりするので意外と被ります。
ライト側を上位機種となるv850、v860シリーズやADシリーズにすればCh数が32まで増えるので、最もユーザーが多いであろうTT600をやめて17Ch以上を使えばCh干渉することも激減しそう。


通電ランプ?AF補助光?なLEDが消せない

GODOXというよりもTT600の特性なのですが、本体正面下部の光スレーブ用センサなどが設置されている部分にLEDが搭載されており、電源ON状態だとこちらが点滅します。
このLEDの光量が割と強く、正面から見ると眩しいくらい。
AF補助光なのかと思うものの、点滅なのでAFには使いづらい。
設定でOFFにすることもできないので、結局この部分にステッカーを貼って遮光しています。
TT600ってかなりユーザーが多いと思っているのですが、このことについて言及している人ってものすごく少ない気がするのですよね。みんな不都合を感じていないのかしら?

結局、変えてよかったの?

今回変更した最大のポイントは今後の発展も含めた計画なので、変更してよかったです。
デメリットはどちらも使ってみて初めて気が付いたことなのですが、どちらも上位機種に移行すれば解決できるものですので、どうしても我慢ならなかったらいずれアップグレードかなー。

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