2017年2月2日木曜日

PEN EE-3のレンズをデジタル化

ハーフサイズカメラの代名詞ともいえるOLYMPUS PEN。
レンズの程度のいい個体が手に入ったので、このレンズをデジタル用に変更します。


 今回ドナーとなるPEN-EE3のレンズはD.Zuiko 28mm F3.5。初代PENと同様のレンズ構成です。

写ルンですのように、フォーカス位置は固定。絞り値はオート制御(ストロボ用にマニュアル設定も可能)

具体的な方法としては、レンズ前面の銘鈑からバラして本体に取り付けているネジを外せばレンズだけを取り出せます。

そこに絞りユニットもついているのですが、これが本体から取り出すとバネのかかり方の関係上開放にしかならず、絞りをそのまま使うのは少し難儀な感じ。
とはいえ、もともとフォーカス位置固定のレンズですし、さすがに絞り開放のまま使うわけにもいかないので、対策として絞りユニットを外し、その部分に黒画用紙を円形に切り抜いたものを挟んで絞りの代わりにします。
焦点距離28mmに対して今回は5mm穴にしたので絞り値はF5.6固定。

これをEVAスポンジのボードに貼り付けて、ライカMマウントのマウントアダプタに差し込みます。
これで完成。
EVAスポンジのボードをマウントアダプタの径より少し大きめにしているので、レンズの固定と遮光も問題なし。






装着したのがこちら。
X-T10自体がクラシカルな見た目なので、雰囲気もあってなかなかいい感じ。
で、撮影したものがこちら。
ピントが固定なので被写体を決めて云々というよりは、ほんとに構図だけ決めてスナップを撮るのがよい感じですかね。

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